約2か月、雨が降らなかった夏。それでも、みかんは甘く育っています。
今年の夏は、これまでにないほど厳しい暑さが続きました。
園地では約2か月もの間、まとまった雨がほとんど降らず、土は乾き、みかんの樹にとっても大変過酷な夏となりました。
雨を待っているだけでは、大切な樹と実を守ることはできません。
朝から晩まで園地を回り、一日中、灌水作業に追われる毎日。日中だけでは間に合わず、夜中まで水をやり続けた日も何度もありました。
「どうにか、この実を無事に育てたい」
その一心で、樹の状態や土の乾き具合を確認しながら、一つひとつの園地に水を届けてきました。
大変な夏を乗り越え、驚くほど甘い実に
大変な日々ではありましたが、その努力に応えるように、ゆら早生の実は順調に育っています。
実際に糖度を確認してみると、まだ収穫前のこの時期にもかかわらず、すでに驚くほど高い数値が出ています。
極早生みかんは、一般的にはみずみずしさと爽やかな酸味を楽しむ、秋の始まりのみかんです。しかし今年は、その爽やかさを残しながらも、しっかりとした甘みを感じられる仕上がりになりそうです。
青みの残る見た目からは想像できないほど、果肉は鮮やかなオレンジ色。口に入れると、爽やかな酸味のあとに濃い甘みが広がります。
今年の極早生みかんは、例年以上に期待していただきたい出来です。
ひとつの実り、ふたつの美味しさ
この園地で育っているのは「ゆら早生」という品種です。
秋の早い時期に収穫する実は、爽やかでみずみずしい「極早生みかん」としてお届けします。
そして、一部の実はすぐには収穫せず、さらに樹の上でじっくりと熟させます。甘みと味の濃さを十分に引き出したものは、三代目みかん職人の「頂みかん」としてお届けする予定です。
早採りならではの爽やかな美味しさ。
樹上でじっくり熟した、濃厚な美味しさ。
同じ「ゆら早生」から生まれる、二つの味わいを楽しんでいただけます。
猛暑と渇水の中、昼も夜も水を届け、大切に守ってきた今年のみかん。
皆さまに「美味しい」と言っていただける日を楽しみに、収穫まで引き続き丁寧に育ててまいります。
今年の極早生みかん、そしてその先の頂みかんを、どうぞ楽しみにお待ちください。
株式会社三代目みかん職人
